かけ算 その2 (かける数が複数桁のかけ算)
前回はかける数が1桁のかけ算を紹介しました。
今回はかける数が複数桁のかけ算を紹介します。
※以下では左側を「かけられる数」、右側を「かける数」として説明します。
かけられる数 × かける数
89×234= を例に説明します。
80×234
9×234
に分けて計算します。
《最初に覚えること》
☆1の位は次の10の位。
(1の位に右手の人差し指を置く)
【80×234の計算】
①最初にかけ算をするのは8×2です。
左手の人差し指を10の位におきます。
左手の人差し指の隣りに8×2=16(はちにじゅうろく)の16を足し、
1の位(6の位置)に右手の人差し指を置きます。
☆右手の人差し指の場所が、次の10の位になります
・左手の人差し指を置いた隣りに16を足し、1の位に右手の人差し指を置きます。
・そろばんの上には16が入っています。
②次にかけ算をするのは8×3です。
右手の人差し指を置いた場所が10の位なので、
8×3=24(はちさんにじゅうし)の24を右手の人差し指の位置から足し、
1の位(4の位置)に右手の人差し指を置きます。
・右手の人差し指の場所に24を足して、1の位に右手の人差し指を置きます。
・そろばんの上には184が入っています。
③次にかけ算をするのは8×4です。
右手の人差し指を置いた場所が10の位なので、
8×4=32(はちしさんじゅうに)の32を右手の人差し指の位置から足します。
・右手の人差し指の場所に32を足します。
・そろばんの上には1872が入っています。
【9×234の計算】
位が1つ右に移動するので、左手の人差し指を1つ右に移動します。
④最初にかけ算をするのは9×2です。
9×2=18(くにじゅうはち)の18を左手の人差し指の隣りに足し、
1の位(8の位置)に右手の人差し指を置きます。
・左手の人差し指を置いた隣りに18を足し、1の位に右手の人差し指を置きます。
・そろばんの上には2052が入ってます。
⑤次にかけ算をするのは9×3です。
右手の人差し指を置いた場所が10の位なので、
9×3=27(くさんにじゅうしち)の27を右手の人差し指の位置から足し、
1の位(7の位置)に右手の人差し指を置きます。
・右手の人差し指を置いた場所に27を足して、1の位に右手の人差し指を置きます。
・そろばんの上には2079が入っています。
⑥次にかけ算をするのは9×4です。
右手の人差し指を置いた場所が10の位なので、
9×4=36(くしさんじゅうろく)の36を右手の人差し指を置いた位置から足します。
・右手の人差し指を置いた場所に36を足します。
・そろばんの上には20826が入っています。
そろばんの上には20826と入っているので、答えは20,826円になります。
かけられる数とかける数の桁数が増えても基本的なやり方は同じです。
日本珠算連盟の珠算3級は、実(かけられる数)と法(かける数)の合計が7桁となっています。
(これに加えて、小数点の問題も入ります)
なので、4桁×3桁位の問題は3級合格で出来るようになります